23冊目「15歳から、社長になれる。」家入一真著を読んだ感想。

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15歳から、社長になれる。を読み終わった瞬間の気持ち。

著者の家入さんってまともな人だったんだ。
(私は今まで家入さんはねずみ講とかネットワークビジネス関係の胡散臭い人と思っていたました。)

なぜこの本を買ったのか

私は最近、自分の仕事に対するモチベーションが著しく低下しています。
そのためモチベーションを上げるためにビジネスで成功されている経営者や、起業した方が書いた本を読み、生き方や考え方、情熱の大きさを知り、刺激を受けたいと思っています。

この本は本屋さんでビジネス書が置かれている本棚で見つけまして、15歳と言えば中学3年生か高校1年生ですが、そんな年齢の人に向けて起業しようと薦める題名に驚き、いったいどんな人が書いているのか気になって手に取りました。

手に取ると家入一真さんが著者でした。私は家入さんのことは名前だけは聞いたことがあるのですが、どんな経歴で何をしている人なのかは全く知りませんでした。それでも何となく胡散臭い人なんだろうと以前から思っていたので、一度どんな人なのか自分で確かめてみようと思い購入してみました。

この本の内容、あらすじ

本の題名の通り、15歳に向けて起業とはどんなことなのかを優しく語り掛けるような文章で書かれていました。
本の中では町のケーキ屋さんを例にしてケーキ屋さんの中にも色んな役割を持って働いている人がいることから始まり、ケーキ屋さんのオーナーになるとどんなことが出来るのか教えてくれる。

そして実際に起業するとしたらどんな手続きが必要なのか?株式会社と有限会社の違い、株主、M&A、投資家って何なの?といったことを15歳でも理解できるように語りかける。

また後半からは実際に中学生や高校生の頃に起業したての少年たちと家入さんのインタビュー形式で彼らがどんなことを考えて起業したのかを知ることができました。

この本の感想、この本から学んだこと

日本には会社が総数260万社あるので、単純計算では260万人の社長がいる。
日本の人口を1億2700万人とすれば50人に1人の割合で社長がいることになるので、学校の同級生が300人いるなら大人になって6人は社長になる。
ちなみに学校の先生は小中高合わせて約90万人なので、起業するという選択肢は思っているよりも身近なことになる。

とにかく本の中で登場する5人の高校生起業家たちがしっかりと自分の考えを持って起業しているところに脱帽です。
5人に共通しているのは特にガツガツしているような子達ではなく、別に起業したいと思っていた訳でもなく、自分の好きなことの延長線上に起業という選択肢があったというところです。
そしてインターネット上で自分の作品なり、意見を発信することで学校だけの人間関係を飛び越えて社会から評価された。
つまりネットに自分の意見を発信することが今の環境を変える第一歩。

一人の高校生曰く「日本では他の人が成功したときは凄いねと喜んであげるのが美学みたいになっていますけど、それは間違っている」たとえ自分と違う分野の人間だったとしても、この人はこんなに頑張っているのに自分は駄目だとか、悔しがってそれをバネにしなければダメだ。。。
この高校生の言葉に私はグサッときた。

高校生の一人曰く「インターネットは若者や東京などの都会に住む人達よりも、地方の山奥とかで良いものを作っているけど売れないとか、本当は日本中や何十億の人に売れるのにという人達がネットを使うべき」
テレビだけ見ているとネットの危険性とかが特集されたりしているが、高校生からインターネットの素晴らしいメリットの一つを教えて頂けました。

高校生の一人曰く、自分の好きなことが見つからないという人に向けてアドバイスとして、自分は何に興味があるのかということをしっかり向き合う時間を持て。
生きてきた中で感じたことを書き出す、自分の心の奥底にあるモチベーションを見つめるとか、自分と向き合うことが何より大事とのこと。

今後の自分自身への宿題

高校生のアドバイス通り、自分と向き合う時間を作る。
好きなこと、興味のあることをブログで発信すること。
引き続き読書を続けること。