37冊目「働き方」稲盛和夫著を読んだ感想。

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■働き方。稲盛和夫著を読み終わった瞬間の気持ち。■

まるで仏様の説法かのような。穏やかで優しい言葉。
厳しい仕事にストイックに打ち込んだ果てに、人は悟りの境地に達するのかな。

■なぜこの本を買ったのか■

私は今の仕事に対するモチベーションが低下していまして、モチベーションを上げるために情熱を持って仕事に取り組んでいる人の考え方や、仕事に対する姿勢を知ることで刺激を得ようと思っています。

この本は本屋さんのビジネス書コーナーで昔から頻繁に見かけていましたが、多くの人が購入し続けているようなので、逆に絶対に読むものかと意地になっていました。
少し前に京セラと同じく京都の会社である堀場製作所の社長さんが著した本「京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか」を読んだので、京都の会社の本を他にも読んでみようと思いました。

京都の会社と言えば、京セラを創業した稲盛和夫さんを避けては通れません。笑
もはや経営の神様のような存在と言っても過言ではないと思います。
一ビジネスマンとして、稲盛さんの本を読んだことがないのは恥ずかしいと思いますので、今更ながらも購入させて頂きました。

■この本の内容、あらすじ■

本の題名の通り、働くということは人生にとってどういうものなのか。
著者の稲盛さんが働くことをどう考えているのかを知ることができる本でした。

稲盛さんの経験を元に、働くことに対してどんな考え方で臨めば良いのか、現役ビジネスマンに向けて優しい言葉で綴られていました。

■この本の感想、この本から学んだこと■

・欲望、怒り、愚痴、人間を誤った行動に導く3つの毒。これらを克服する唯一の方法が一生懸命に働くこと。

⇒働くことは心の修行。この言葉がすんなりと心に響く若者いるのかな?言っていることは理解できるが、その境地まで達するには私は時間が必要だ。仕事にもっと打ち込めということ。

・毎日自分がやったことを素直に反省し、明日からやり直そうと心に誓う。そんな反省のある毎日を送ってこそ、人生において心を高めることができる。

⇒毎日が簡単に過ぎ去っている。寝る前に1分でもいいから一日の反省しようか。

・天職とは出会うものではなく、自ら作り出すものなのです。

⇒いい言葉だ

・まずは自分の強い意思で仕事を好きになる。他に方法はありません。

⇒稲盛さんでも最初は仕事が嫌いで不満だらけだった。まずは一度は仕事に没頭すること。

・誰にも負けない努力で働く、それが自然の摂理である。

・「こうしたい」「こうあり続けたい」と夢を思い描いた地点まで、一気にジェット機で行くような方法はありません。

・一日のうちに、最低限、一歩だけは前へ出よう。今日は昨日より1㎝だけでも前へ進もう。そう考えたのです。

・また単に一歩前に進むだけでなく、今日の反省を踏まえ、明日は一つの改良、一つの工夫をその一歩に必ず付加していこうと考えました。

・人間の能力は未来に向かって限りなく伸びていく可能性を持っている。

・絶対にできないと言ってはなりません。「私は勉強していないから、知識も技術もありません。しかし、やる気はありますから、必ず来年にはできるようになるはずです。」

・もう無理だと思った時点で終点とせず、仕事の再スタート地点と考え、成功を手にするまでは絶対にあきらめない粘り強さ。

⇒無理だと思うところまで自分は行っていない気がする。再スタート地点と考えるって凄い。

・苦難が人を育ててくれる。

・日々完璧を目指すことは厳しく、難しいことです。しかし本当に満足できる仕事を目指すなら完璧を目指すことしか方法がないことも、歴然たる事実なのです。

・仕事においては、消しゴムでは絶対に消さないときがあります。また、「やり直しがきく」という考え方でいる限り、小さなミスを繰り返し、やがて取返しのつかないミスを犯す危険性をはらんでいると言っていいでしょう。

⇒人には厳しく、自分には甘い。それが今の自分。完璧を目指す前に何かと言い訳を作って最初から完璧を目指さずに必要最低限な位置を探るのが自分のやり方。一度は全力で取り組まなければ、次のレベルに到達できない気がする。

・外見とは一番外側にある中身のことなのです。

⇒いい言葉。

・ベストとは他と比較してその中ではもっともいいといった意味で、いわば相対的な価値観である。したがってレベルの低いところでもベストは存在する。だから私はパーフェクトを目指す。パーフェクトは絶対的価値観。

・人が通らない道を通るからこそ、新しいことができる。

・創造とは専門家がするのではなく、素人がするもの。

・特に未知の分野を切り開いていくには、なんとしてもこのようなものを作りたい。強烈な思いが絶対に必要となるのです。

・熱意は他人の意思ではなく、自分の意思で決めることができる。

⇒いい言葉。

■今後の自分自身への宿題■

・引き続き読書を続けること。