38冊目「あいうえおで会社も人も成長する」神野勝著を読んだ感想。

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■「あいうえお」で会社も人も成長する。神野勝著を読み終わった瞬間の気持ち。■

今時、50代で起業する話は珍しい。
しかもIT業界ではなく、LEDなどの電子部品製造会社を起業した話。

本の中で「挨拶はしっかりしなさい」というフレーズがでてくる等、今どきの若者が起業した本では絶対に出てこない言葉が出てきて新鮮でした。

■なぜこの本を買ったのか■

私は今の仕事に対するモチベーションが低下していまして、モチベーションを上げるために情熱を持って仕事に取り組んでいる人の考え方や、仕事に対する姿勢を知ることで刺激を得ようと思っています。

この本は本屋さんのビジネス書コーナーで見つけました。
過去に京都に本社を置く企業の経営者の本を読んでから、京都の企業に興味を持ち、本屋さん見つけては購入しています。

■この本の内容、あらすじ■

著者の神野勝さんは京都の企業であるローム出身の方。
ロームではLEDの開発に携わり、業界では有名な技術者のようです。

そして著者が50代の頃にLED製造会社を起業し、現在に至るまでの教訓や体験談が本で描かれていました。

■この本の感想、この本から学んだこと■

・無借金経営でも将来の投資のための預金や外為、ドルの調達などで銀行とはお世話になる。

・どこの競合他社より優れた特徴を備えた商品をひとつ作ること。

・大資本会社でなくても実現できるという意識が大切。

・いかに改善工夫をして他社よりも優れた商品に練り上げられるかは、会社の規模ではなく、ベンチャー経営者や担当者たちの意識次第。

⇒いい言葉。

・製品の機能だけでなく、営業や管理部社員も含めてお客様への対応力も兼ね備えること。

・営業の対応は最も重要。

⇒私自身も営業所属ですが、会社の顔という意識は無いです。あらためて初心に返って仕事したい。

・技術力というものは、会社のポリシーと技術者個人の能力が生む技。技術者自身が工夫改善を凝らして既存の他社の商品より優れた商品を開発しようという意欲を持っているかいないか、それがすべて。むしろその実現化に至るには意思伝達の早い中小企業をほうが有利かもしれません。

・挨拶や清掃と言った人間として基本的なことをおろそかにしていると、一番大事な人間的な魅力が薄れていく気がする。

・価格面で失注しても、こういう形にアレンジすればその値段に下げることもできますと提案せよ。

・常識は生涯の得。挨拶が明るく、元気で気持ちよく、受け応えも素直で明快、気配りもできて、聞き上手というような基本常識ができている人は上司の目にも留まり、いい仕事も与えられ、期待され、成果も出しやすい。

■今後の自分自身への宿題■

・引き続き読書を続けること。
・挨拶は普段できていないので、まずは会社で挨拶をする。