42冊目「原発は、明るい未来の道筋をつくる!」渡部昇一著を読んだ感想

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■「原発は、明るい未来の道筋をつくる!」渡部昇一著を読み終わった瞬間の気持ち。■

原発推進、肯定の理論と意見をもっと読みたい。

■なぜこの本を買ったのか■

私が住んでいる近所では毎週金曜日の夕方くらいに「原発反対!」を訴える人達が太鼓を鳴らしながら行進しています。
私自身も原発は無いほうがいいのでは?と思っていますが、その根拠は何となくです。
東北大震災での福島原発の状況を見ると、原発って怖いなと感じました。

その一方で原発は必要という意見も聞いたことがありますし、安全に管理できるとも聞いたことがあります。フランスやイギリスは原発推進国とも聞いたことがあります。

結局、原発は必要なのか不要なのか知りたいと思い、世間ではどちらかと言えば原発推進派の意見のほうが少ないと感じているので、少数派である原発推進を唱えるこの本を購入してみました。

■この本の内容、あらすじ■

著者の渡部昇一さんは右から左かと言えば右よりの方だと思います。
右よりの人達の間では有名な方かと思います。

この本は題名の通り原発推進を主張しており、あまりテレビ等では聞いたことのない原発のメリットについて書かれていました。
もちろん大量に放射線を浴びると人体に甚大な被害を受けるのですが、ある数値以下であれば全く問題ないとのこと。
さらにはある数値の放射線を浴びることは健康にも良いとされるデータもあり、放射線に対するイメージを覆す事例を知ることができた。

■この本の感想、この本から学んだこと■

・年間200ミリシーベルト=20万マイクロシーベルトまでは無害。
・イギリス原子力施設で働く約9万人を調査すると、非原子力関係で働く人に比べてガンや白血病の発生が少ない。
・広島、長崎原爆の影響調査にて、約50年に渡る調査では被爆者の子供から遺伝子異常の子供は生まれていない。
・2001年のダブリン国際会議では毎時10ミリシーベルト以下なら細胞に傷がついても細胞は自動的に完全に修復されることが発表された。年間算だと8760ミリシーベルト=870万マイクロシーベルト
脱原発を唱えることでこの先は核の研究をする若者は減る。しかし原発はすぐに停止、廃炉にはできないので誰も管理できなくなる。


⇒一度建設したならば、すぐには止めることができない。後処理が長く必要なことを考えると後処理ができる技術者が必要になる。原発反対を唱えるのは簡単だけど、すぐにはやめられない現実も考えないといけない。


・お隣の韓国では21基の原発が稼働しており、80基を輸出する計画がある。
原発を辞めれば電気代は高くなり、日本産業は他国に比べて産業競争力は低くなる。
もんじゅは夢の設備

■今後の自分自身への宿題■

・引き続き読書を続けること。
・やりたいことをとことんやる。