39冊目「ブランドのはじめかた」中川淳、西澤明洋著を読んだ感想。

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■「ブランドのはじめかた」中川淳、西澤明洋著を読み終わった瞬間の気持ち。■

自分で何かブランドを立ち上げてみたい

■なぜこの本を買ったのか■

私は今の仕事に対するモチベーションが低下していまして、モチベーションを上げるために情熱を持って仕事に取り組んでいる人の考え方や、仕事に対する姿勢を知ることで刺激を得ようと思っています。

以前に中川淳さんの本「日本の工芸を元気にする」を読んだ時に、もっと中川さんの考え方を知りたいと思いました。
そして本屋さんでこの本を見つけたので購入しました。

■この本の内容、あらすじ■

本の題名の通り、ブランドとはどうやって作り出すのか?を考える本でした。
著者の中川さんが経営する中川政七郎商店の実例も触れていますが、この本では他社の実例が掲載されている点が参考になりました。

中川さんとデザインナーの西澤さんが他社を訪問し、ブランドを作り出すことに成功している経営者に直接インタビューしている形式が新鮮でした。
中川政七郎商店だけでなく、ブランド確立に成功している企業の取り組みを通して、ブランド確立の成功方程式を探る本でした。

■この本の感想、この本から学んだこと■

・ヒット商品を狙うのではなく、ブランド力が一歩でも上がることを考えなくてはならない。

⇒頭ではわかるけども、目の前の売上げを重視してしまう。判断の際にブランドにとって良い選択なのかを常に考える必要あり。

・日本のお客様はもっと個性的なビールを求めているのではないかと思い始めた。

⇒ビールだけでなく他の製品やサービスにも当てはまると思う。

・コツコツ真面目につくる能力は高いですが、他と差別化する発想まではいっていない。

・伝えるべきことをきちんと整理して伝える。

・海外では日本の茶道の文化は非常に崇拝されているし、洗練されているというイメージを持たれている。

・抹茶も現代のケーキもすべて同じ日本なんだと捉えて、じゃあそこで何ができるか。

・本人がやりたいことを素直に引き出すのはやっぱりブランディングの基本。やりたいことを素直に表現すれば、そこに共感する人は少なからずいるだろうと思う。

⇒まずは自分の好きなことを外に発信することから、一歩を踏み出そう。

・他とはどう違うのかという部分をお客様にきちんと伝えることが今後大切。

・ブランドはあくまでお客様の頭の中にできるのであり、お客様の頭に届けるのにはデザインの力が欠かせない。

⇒良い言葉。

・これに関しては他社を上回ることができるというポイントは必須。

・明確なコンセプトがあるブランドには、思想が感じられるものである。

・細かな部分の完成度の積み重ねがトータルで醸し出す雰囲気を大きく左右することは確かです。

■今後の自分自身への宿題■

・引き続き読書を続けること。
・あれもこれもと考えるくらいなら、一つだけ自分の強みを育てる。
・自分の好きなことでブログを始めてみる。