30冊目「我慢をやめてみる」森川亮著を読んだ感想。

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■我慢をやめてみる。森川亮著を読み終わった瞬間の気持ち。■

今後は動画メディアが流行るのか。。。

著者の森川さんが48歳で起業されたからなのか、文章が落ち着いている。
10代20代で起業した人による勢いのある自伝本とは違う落ち着き。

■なぜこの本を買ったのか■

私は今の仕事に対するモチベーションが低下していまして、モチベーションを上げるために情熱を持って仕事に取り組んでいる人の考え方や、仕事に対する姿勢を知ることで刺激を得ようと思っています。

この本は本屋さんの新書コーナーで発見しました。
著者の森川亮さんのことは、株式会社LINEの元代表取締役ということは知っていました。LINE(ライン)と言えば、もはや日本人なら知らない人はいないメッセンジャーアプリ。

本屋さんでこの本の帯を見て、ついつい購入してしまいました。
帯には「一度だけの人生で、後悔しないために、いまできること」と森川さんの写真付きで書かれていました。

最近の私は、まさに何のために生きているのか?このままで良いのか?と毎日つまらない日々を送っているので、この帯の言葉は今の自分にピッタリ。即、購入しました。

■この本の内容、あらすじ■

本の題名は「我慢をやめてみる」ですが、副題には「人生を取り戻す起業のすすめ」と書かれている通り、森川さんの視点で今の会社員に向けて起業するという選択肢を提案している内容となっていました。
でも起業することを強く薦める訳ではなく、実際に起業した森川さんが起業に対して思うことを淡々と語る雰囲気でした。

森川さんは筑波大学を卒業後、新卒でテレビ局の日本テレビに入社。その後にソニーに転職し、さらにハンゲームに転職した後にLINEの代表取締役へ。
そして現在はC CHANNEL という動画配信サービス会社を起業しています。
森川さんは48歳で起業した。

■この本の感想、この本から学んだこと■

・パソコンで有名になったIBMは、現在ビッグデータを活用したデジタルマーケティング会社へと業態を変化させている。

IBMはパソコン製造からITソフトウェアやコンサルへと主力事業を変化させたことは聞いたことがあるけども、今は更に変化しようとしていることに驚き。私自身も私が勤める会社も業態を変化させることは全く想像できないのに、変化できることに羨ましさを感じる。

・世界的に動画メディアが広まっている。

・社会から共感を得るためには、わかりやすさが大事。

・今の若い子はファッション雑誌など読まない。

・自分が本気でないことに気付いているなら、潔く別の道で能力を活かせ。

⇒まさに今の私だ。どうしようか。。。

・IOTが真価を発揮するのは、モノから収集したデータを分析して、付加価値をつけてユーザーにフィードバックできた時。 

⇒IOTって言葉はよく聞くのですが、一度どんなものか1冊本でも読んでみよう。

・日本らしさを前面に出すと、そのサービスは世界で受け入れられなくなる。

⇒日本らしさを前面に出すことはプラスに考えていましたが、実際に世界に向けてサービスを展開している人の意見を初めて聞いた。これは勘違いしている日本人多そう。

潜在的なニーズを掘り起こして新しい事業をするときに、リサーチは役に立たない。情報収集してわかるのは過去に起きたことだけ。

⇒元マクドナルド社長の原田さんも同じことを言っていた。これは普通の会社員には難しい要求だ。難しいと思うのは仕事に興味ないからだと思う。

・人は年を取ると新しいことに挑戦しなくなるが、それは頭が固くなっているだけで能力が衰えた訳ではない。

⇒いい言葉。そう信じて生きていきたい。

・社会の成り立ちや時代の流れを大枠で把握できなければ、新しいビジネスを創造することはできない。若いうちからリベラルアーツ(教養)を学ぶべき。

リベラルアーツという言葉は最近よく聞く。なんか一冊読んでみよう。

■今後の自分自身への宿題■

・引き続き読書を続けること。
・IOTとリベラルアーツに関する本を1冊読む。