29冊目「稼ぎ方」の教科書。田原総一郎著を読んだ感想。

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■「稼ぎ方」の教科書。田原総一郎著を読み終わった瞬間の気持ち。■

内容うすっ。

■なぜこの本を買ったのか■

私は今の仕事に対するモチベーションが低下していまして、自分のモチベーションを上げるために情熱を持って仕事に取り組んでいる人の考え方や、仕事に対する姿勢を知ることで刺激を得ようと思っています。

この本は本屋さんのビジネス書が集められている本棚で発見しました。
朝まで生テレビの司会を務める田原総一郎さんが8人の若手起業家と対談しているとのことで面白そうと思いました。
田原総一郎さんと言えば、政治分野の方という印象を持っているので、普通のビジネス書とは視点が違う話が聞けるかなと期待して購入しました。

■この本の内容、あらすじ■

田原総一郎さんと8人の若手起業家が対談した内容をまとめた本でした。
8人の起業家さん達はおそらくテレビだけ見ている人にとっては初めて存在を知るのかなと思います。

■この本の感想、この本から学んだこと■

・残念ながら内容は非常に薄いと思いました。
普通の編集者さんがインタビューしたほうが中身の濃い話を引き出せたと思いました。

・病気に罹った子供の家に訪問して保育してくれるサービスを初めて知った。
ただし保育士さんを派遣するとなると保育士さんに支払う給料を賄うために料金が高額になってしまうので、サービスを会員制にして、利益を出すために毎月6千円ほどを会員から徴収し、病気にならなければ会費は掛け捨てとなる保険のような料金体系にしていることに感心しました。

発熱した子供は保育園では預かってくれないので親は仕事を休むしか選択肢がありません。世の中には発熱しても子供を預かって欲しい人はたくさんいると思いますので、それを解決するサービスを提供し、きちんと利益が出るようにお金の回収の仕方も工夫する。

ナイチンゲール統計学者とは知らなかった。彼女は戦争の死亡者を調べると銃弾で死ぬより、疫病で死ぬ人のほうが多いことを統計的に証明し、衛星環境の改善を実施して戦争での死亡率を減少させた。

・原宿はファッションを真似するだけでなく、オリジナルに変えていく街

・なぜ自分が良いと思ったのかを人に説明できないということは、そのクリエイティブを理解していないということだ。

・郊外の幹線道路沿いに飲食店を開業する場合、登り坂か下り坂沿いだったら登り坂沿いに出店すべき。
なぜなら登り坂だと車のスピートが落ちるので、お店を目で見る時間が長くなるので行きやすくなる。下り坂だと車のスピードが上がるので、迷っている間にお店の前を通過してしまう。

・世界はどこでも高学歴のホワイトカラーの人は汗をかく仕事をしたがらない。だからこそ汗をかく仕事は見方によっては競合も少なくチャンスがある。

TENGAで射精したほうが活性精子が多く取れることが証明された。

・評価が会社の文化を創る。どういう人を高く評価するかは、その会社の文化となる。

■今後の自分自身への宿題■

・引き続き読書を続けること。

28冊目「この国を出よ」柳井正&大前研一著を読んだ感想

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■この国を出よ。柳井正大前研一著を読み終わった瞬間の気持ち。■

世界で戦うビジネスマンの言葉が鋭く心に突き刺さる。
グローバルに戦う経営者になると目の前の仕事のことだけでなく、政治問題や日本がこの先どうやって発展していくべきかなども見えてくるものなんだろうな。
カッコイイな。

■なぜこの本を買ったのか■

私は今の仕事に対するモチベーションが低下していまして、自分のモチベーションを上げるために情熱を持って仕事に取り組んでいる人の考え方や、仕事に対する姿勢を知ることで刺激を得ようと思っています。

この本は本屋さんのビジネス書が集められている本棚で発見しました。
本の題名にインパクトを感じると共に、ユニクロの社長である柳井正さんと企業経営コンサルタント等で活躍している大前研一さんという日本を代表するビジネスマンのお二人の対談を収めていることに刺激的な魅力を感じて購入しました。

■この本の内容、あらすじ■

柳井正さんと大前研一さんのお二人の共通認識として日本の未来は危機的な状況にある。
日本のどこが駄目なのか?では駄目な部分をどうしたら改善できるのか?その状況下で企業はどうすべきか?個人はどうあるべきか?そして日本の未来を担う若者に足りないものと、若者に向けたエール等、世界を股にかけてビジネスの世界で戦うお二人による対談をまとめた内容となっていました。

■この本の感想、この本から学んだこと■

・中国やシンガポールの人達にとって日本は物価が安いし、温泉もある保養所として良い場所であって先進国ではないと思われているとの指摘には驚き。
日本以外のアジア諸国が発展するにつれて、日本をアジアで一番と思っているのは最早日本人だけなのかもしれない。その事実を知らない人、知ろうとしない人が日本にはたくさんいるから判断を誤る。

・何より日本を駄目にした犯人は政治家と官僚。
特に政治家は政策を言うだけ言っておいて実行しない嘘つき。
企業取引において嘘つきは最も信用を失う行為。

・政治主導の保護政策で生き返った産業はひとつもない。

・政治のバラ撒き政策は日本沈没を招くだけ。所得の低い人の意見ばかり聞いて、高所得や高収益の企業から高い税金を取り続ければ平均所得はさらに下がるだけ。優秀な人や競争力のある企業を優遇し、才能ある人を伸ばさなければ新しい雇用や産業も生まれずに国の死期を早めるだけ。

⇒学生の頃は学校の先生やテレビで見る政治家が優秀な大人に見えていたけども、社会人になると優秀な上司や取引先の方と会う機会が増えたことで、私でもお二人の意見には共感できます。
政治や行政機関は小さくして民間の力に任せるほうが良いに決まっている。アホな政治家を当選させないように選挙には行くべきだと思う。

・日本企業は失敗を社内で共有化せずに将来に渡って同じ失敗を繰り返す。アメリカではコーポレートメモリーと呼ばれる、学んだことや失敗したことはしっかりとデータに残して社内に共有化、資産として残す文化があるそうだ。

⇒これは納得。私の会社でも起こりえる。担当者の引継ぎだって無いに等しいし。そういうところから意識してマネジメントできる人材になりたい。

・「ゆりかごから墓場まで」イギリスがかつて社会保障を充実させたことで、国民が必死に働く意欲を失い、企業は既得権益を守ることに力を注ぐようになってしまい世界経済からイギリス経済が衰退した歴史がある。

⇒学校の授業でゆりかごから墓場までというキーワードを習った記憶がありますが、その後にイギリス経済が衰退したことは習っていない気がします。
社会保障を国が充実させることを素晴らしいと思ったのですが、結果的に国が衰退したら元も子もない。本当に学校でイギリスがその後に衰退したことを教えていないのであれば、本質を見誤った考え方で権利だけを主張する人間が増えて良くないと思う。適正な社会保障が大切。教科書訂正すべき。

・どんなビジネスであっても最終的な評価を下すのは顧客。自分の仕事を認めてくれる人、自分の仕事に対して喜んでお金を出してくれる顧客を一人でも増やしていくことがビジネスの本質。顧客の創造。顧客は何を求めているかを追求するのがビジネス。

⇒柳井さんは批判されることも多い人かと思いますが、批判に負けずユニクロファンを作り続けて欲しいし、私も批判だけに耳を傾けるのではなく、喜んでくれる人を大切にしたい。

・フリースは東レから原料を買い、インドネシアで糸を紡ぎ、中国で編むことで低価格を実現。

⇒アパレルの世界は色んな国で製造していることを知った。アパレルは国内工場が衰退しているとか聞いたことあるけど、安くて良い製品を作るために海外で製造することを決断し、結果を出している人達も評価すべきだ。批判だけするのはフェアじゃない。

■今後の自分自身への宿題■

・政治関連の本を一冊読んでみる。
・日本の借金は問題なのか知りたい。

この本の中では日本の債務状況が危機的であると何度も指摘されていますが、本が出版された2010年から7年が経過している現在、日本は日経平均株価も2万円台と高い値を維持している。債務が危機的であれば日本はもっと不景気なのではないだろうか?
経済のことがよくわからないので一冊本を読んで理解したい。

・引き続き読書を続けること。

27冊目「とことんやれば、必ずできる」原田泳幸著を読んだ感想

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■とことんやれば、必ずできる。原田泳幸著を読み終わった瞬間の気持ち。■

清々しい。かっこいい。理想のビジネスマン像として原田さんはピッタリ。
もう一度読んでもためになる。

■なぜこの本を買ったのか■

私は今の仕事に対するモチベーションが低下していまして、自分のモチベーションを上げるために情熱を持って仕事に取り組んでいる人の考え方や、仕事に対する姿勢を知ることで刺激を得ようと思っています。

この本は本屋さんのビジネス書が集められている本棚で発見しました。
原田さんのお名前は2014年に進研ゼミやこどもチャレンジで知られる㈱ベネッセの顧客情報が流出した事件の時に知りました。

当時の私の上司が原田さんのことを尊敬しており、お昼休みにお店でランチをしていた時にベネッセのニュースが偶然お店のテレビで映し出された時に「社長になったばかりで可哀想に。。。」と上司が言っていたことを思い出します。

本屋さんでこの本を見つけた時に、当時の上司のことを思い出しまして、当時の上司がなぜ原田さんのことを尊敬していたのか少し知りたくなって購入しました。

■この本の内容、あらすじ■

著者の原田さんはiphone でお馴染みのAppleの日本法人社長を勤めた後に、日本マクドナルド社長に抜擢された方。

マクドナルド社長退任後はベネッセの社長に抜擢されましたが、残念ながらベネッセでは成果を出すことなく退任となりました。

この本が出版された頃の原田さんはパソコンのマックからハンバーガーのマックの社長へと、全く業種が違うにも関わらず社長に抜擢されたことから注目の経営者としてメディアで紹介されていました。
この本ではそんな原田さんの仕事に対する姿勢、考え方が5章にわたって書かれています。

■この本の感想、この本から学んだこと■

・仕事とは与えられた作業を終わらせることでなく、与えられた時間の中で与えられた目的を達成することである。

⇒ビジネス書にはありがちな言葉ではあるけど、実践するのは難しい。実践するためには仕事以外に夢中になれる趣味を作ることが必要。そうすれば必死で早く帰るための工夫が生まれる。

・時代に対応していくような経営スタイルでは、他社の後塵を拝するだけ。時代に追いつくのが精一杯。自ら時代の変化を呼ぶようにスピーディに行動するところにこそ、成功の鍵がる。
・決定したことをすぐにやれ、はもう古い。決定しなくてもよいから、いいと思うプランはすぐに実行しろ。実行しながら検証してベストな結果を出す。

⇒これを本当に実行できる日本の会社があるのだろうか。ビジネスの最前線で活躍されている方が思っているのだから、こうしなければいけない気概だけは持ちたい。

・社内のプレゼンでは現状の課題、問題点という表現はご法度。ビジネスを伸ばしていくという前向きな会議では、ビジネスチャンス、挑戦テーマを使う。

⇒これは今後使っていこうと思います。

・戦略はひらめき。データはひらめきの検証に活用するもの。

⇒これ凄い。市場調査とかデータを取ってから戦略を立てるのでは遅いということだろう。

・20代は学ぶ時、30代は人生の方向を決める時、40代は決めたことをまっとうするとき。50代は後継者を作り自分の第2の人生・キャリアを考える時。

・自分が何を知らないか知る。

・成功体験も分析する。

⇒失敗は分析するのに、成功は意外と分析しない企業が多い。成功こそきちんと分析することで他のビジネスでも活かすことができる。

他にも身に染みた言葉があったので、期間を空けてもう一度読むのもあり。

■今後の自分自身への宿題■

仕事以外で夢中になれる趣味を作る。
一つ趣味があるので、それで収益が1円でも生み出せるか早くためす。
引き続き読書を続けること。

26冊目「世界で突き抜ける」佐藤航陽と竹中平蔵対談を読んだ感想

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世界で突き抜けるを読み終わった瞬間の気持ち。

頭の良い人同士が会話すると、こんなにも知的でカッコ良く見えるのか。。。
人生で一度でも良いから、こんなにも高次元な会話を人と真剣にできるようになりたい。自分には知識が無さ過ぎて無理だ。

なぜこの本を買ったのか

仕事帰りに寄った本屋さんで偶然見つけました。
佐藤航陽さんのお名前は以前からネットニュースかビジネス雑誌で聞いたことがあり、若干30歳前後でAI関係の会社を起業された若手起業家の中でも最も注目されている人というイメージを持っていました。

私は何となく佐藤さんに対して「この人はもの凄く頭が良い。今までで見たことないタイプの起業家。」という印象を持っており、一体どんな人なんだろう?と興味を持っていました。
そんな何となくのイメージを持っていたところで、郵政民営化担当大臣や金融担当大臣を務めた竹中平蔵さんとの対談形式で書かれたこの本を見つけました。

一般的な著者が自分の考えをまとめた本よりも、対談形式をまとめた本はその人の普段の姿が垣間見えると思っているので購入しました。

この本の内容、あらすじ

株式会社メタップス代表の佐藤航陽さんと元郵政民営化担当大臣の竹中平蔵さんの対談をまとめた本でした。
対談の進行役としてNews Picks 編集長の佐々木紀彦さんも加わり、リーダーシップ、教養、テクノロジー、先見力の4つのテーマを通して世界で突き抜ける人材になるために必要なことは何かを語り合う。

この本の感想、この本から学んだこと

・今必要な知識はデジタルの知識。車もシステムキッチンもデジタル化が進み、トヨタの競合はグーグルであり、リクシルの競合もグーグルであり、不動産会社の競合もグーグルであるようにデジタル知識は必須。

・中国が発展することで安くて良いものが輸入されるので長期的には日本人の生活水準は上がる。
一般的には中国が発展することに嫌悪感を持つ人が多いが、感情ではなく合理的に考えることで正しい判断ができる。中国が発展することのメリットを考えたことが無かったのでこの言葉は新鮮だった。

・思考力、組み合わせる力、パターンの認識能力、業界や産業を横断的に動いて組み合わせることができる人が日本には少なすぎる。
AIが普及してもこの力はまだ人間にしかできない力だそうだ。普段から色んなことに興味を持って自分で調べることが大事。

・海外で成功した起業家の多くはエンジニアであっても政治経済にも詳しく、教養の幅が広い。
今後は理系文系といった枠組みは無くし、あらゆる縦割り組織を壊して人材を流動的に移動できるようにしなければ新しいものは生み出すことができない国になっていく。

・人は外から刺激を受けることで知的好奇心が湧いてくるもの。だから新しい本や新しい人と話すことで新しい刺激を受けることを自らに課している。

今後の自分自身への宿題

自分の仕事に関わることだけでなく、世界経済の動きや政治についても少しは知る必要があると感じた。
政治経済に関わる本を薄くても良いから1冊読む。

文系出身だから理系のことは知らない、わからないと壁を作るのではなく、この先は理系文系関係なく物事を学ぶことが大事、生きていくために必要であるという意識を持つ。

読書を続けること。読書によって外から刺激を受けることができる。

25冊目「まだ会社にいるの?」山口陽平著を読んだ感想。

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まだ会社にいるの?を読み終わった瞬間の気持ち。

今の私にはこの本の内容は響かなかった。
2,3年以内に独立しようと考えている人には良い内容かもしれない。
会社を辞めたいと思っているけど、起業したい訳ではない人には不要。

なぜこの本を買ったのか

現在勤めている会社の仕事に対するモチベーションが低下しており、仕事に対して情熱を持って働いている人達の生き方や考え方を知ることで自分の仕事に対するモチベーションを上げるために購入。

この本の著者のことは全く知りませんし、私自身も独立するつもりなんて全くありませんが、会社を辞めて独立を目指す人達がどんなことを考えているのかに興味があり、そんな人達の生態を知ることができるかもと思って購入してみました。
それにもし起業できるのならしてみたいとも思っているので。。。

この本の内容、あらすじ

著者の山口陽平さんは新卒でコンサル会社に就職後に独立し、現在は企業経営の分析とコンサルを行いながら、執筆や講演活動をされているとのこと。

この本では実際に著者である山口さん自身も独立した経験を元に、現在会社員として働いている若者や独立を目指す人に向けて独立は誰でもできると説く。
独立するためには仕事に対してどんな姿勢、考え方でいるべきか?実際に独立した後に襲ってくる不安にどう立ち向かうべきかなどが書かれていました。

この本の感想、この本から学んだこと

・もし独立を考えるのならば、今の収入が仮に3分の1になった想定で生活してみる。
いくらやる気があっても、お金の心配があればクリエイティブな発想はできなくなるので、生活費などの固定費を下げておくべきとのこと。

独立するつもりはなくても、今の仕事をしながら独立後の生活をシュミレーションするのは一度やってみると何か発見があるかもしれない。
会社から給料が貰えない生活を体験することで、やっぱり今の仕事を続けようと思うかもしれないので。

堀江貴文さんの言葉「悩むことは物事を複雑にすること、考えるとは物事をシンプルにすること」と本の中で引用されていた言葉は良い言葉でした。

・人生で一番無駄なことは、人と比較することである。
本音でこう言える人になりたいと思った。自分の信じた道を進んだ人にしかこの境地には至れないと思います。

・仕事とは何か?「才能やミッションを貢献に変換すること」。自分の持つ力を他社への価値へと変換する営みのこと。

クックパッドが支持され続けているのは、人間の承認欲求を上手く利用しているから。「つくれぽ」という機能は自分が作ったレシピを投稿すると、それを見た利用者が「いいね!」と評価してくれるらしい。利用者は自分が作ったレシピが誰かに評価してもらえると嬉しくて、さらに評価されるレシピを作る動機が生まれるとのこと。

今後のビジネスではフェイスブックの「いいね」など、人の承認欲求を満たすサービスが求められていくとのこと。そういう仕組みを用意するべきとのこと。

今後の自分自身への宿題

収入3分の1の生活を実践することで、会社を辞めたい気持ちが本物かどうか確認する。
自分が心から好きと思えることを作る、探すこと。
読書をすることで普段の仕事で接することのない人の考えに触れることができるので、読書を続けること。

24冊目「世界へ挑め!」徳重徹著を読んだ感想。

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■世界へ挑め!徳重徹著を読み終わった瞬間の気持ち。■

著者の熱意がビシビシ伝わってくる。ちょっと怖いくらいに。

■なぜこの本を買ったのか■

私は今の仕事に対するモチベーションが低下しており、世の中で熱意を持って仕事に取り組んでいる人の考え方や、仕事に対する姿勢を知ることで自分のモチベーションを上げようと思っています。

この本は本屋さんの経営者の本が集められている本棚で発見しまして、「世界へ挑め!」という勢いのある題名に惹かれて購入しました。

■この本の内容、あらすじ■

著者の徳重徹さんは電動バイクを製造から販売する会社「テラモーターズ」を起業された方。国内では電動バイクのシェア1位を獲得し、アセアン地域を筆頭に電動バイクで世界一の企業を目指して活躍している方です。

この本では徳重さんが起業した時の経験談や、起業してからの苦労話、そして若者に向けて世界を目指すためにはどういう考え方が必要なのか、実際に世界と戦う徳重さんが大切にしている考え方を知ることができました。

■この本の感想、この本から学んだこと■

日本企業の技術と品質の高さは海外でも知られているし、途上国の企業は韓国や中国企業よりも日本企業と提携なり仕事をしたいと願っている。
しかし日本企業は意思決定のスピードが遅すぎるために結局は韓国企業を選ぶことが多いらしい。日本企業であれば一度現地を視察したら、その後は本社に戻って何カ月後になって検討させて欲しいと連絡がくる。
しかし韓国企業は一度目の視察で経営トップや意思決定できる人が訪れてその場で決まることもよくある。
現地の人からすれば日本企業は慎重だと思うのではなく、やる気が無いと見なしてしまうとのこと。

起業家精神とは、それは大勢に流されず、執念を持って自分の信じた道を進むということだ。人と違うことを恐れない勇気と言い換えていいかもしれない。」人と違うこと、自分自身の特徴、自分の好きなことを早く見つけるべき。

日本企業に勤める人が海外駐在すると、多くは現地の日本人コミュニティーで集まり現地の人と積極的にコミュニケーションを取る人は少ない。しかし韓国や中国企業は現地の人脈を広げるために必死で現地で溶け込む努力をするとのこと。
自分が勤める会社の海外駐在の人達も日本人同士でBBQをしたり、帰国後も集まって遊んだりしているそうなので、そりゃ日本企業が海外で韓国や中国企業に勝てないというニュースにも納得できる部分がありました。

日本は豊かになったので、仕事に対する必死さとか欲が無いからこうなったのかなと推測します。そのため今後の日本がいつまで豊かな国でいられるか不安になる。若者が頑張る必要を感じました。

「失敗は自分にどんな能力やスキルが足りないかということを、正確に教えてくれる。」という言葉には共感できました。
私は人生も仕事も失敗ばかりですが、確かに失敗することで次はどうすべきかを嫌でも考えるので、今後は仕事での失敗をした時にはこの言葉を思い出して自分を励ましたい。

■今後の自分自身への宿題■

好きなこと、興味のあることをブログで発信すること。
引き続き読書を続けること。

23冊目「15歳から、社長になれる。」家入一真著を読んだ感想。

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15歳から、社長になれる。を読み終わった瞬間の気持ち。

著者の家入さんってまともな人だったんだ。
(私は今まで家入さんはねずみ講とかネットワークビジネス関係の胡散臭い人と思っていたました。)

なぜこの本を買ったのか

私は最近、自分の仕事に対するモチベーションが著しく低下しています。
そのためモチベーションを上げるためにビジネスで成功されている経営者や、起業した方が書いた本を読み、生き方や考え方、情熱の大きさを知り、刺激を受けたいと思っています。

この本は本屋さんでビジネス書が置かれている本棚で見つけまして、15歳と言えば中学3年生か高校1年生ですが、そんな年齢の人に向けて起業しようと薦める題名に驚き、いったいどんな人が書いているのか気になって手に取りました。

手に取ると家入一真さんが著者でした。私は家入さんのことは名前だけは聞いたことがあるのですが、どんな経歴で何をしている人なのかは全く知りませんでした。それでも何となく胡散臭い人なんだろうと以前から思っていたので、一度どんな人なのか自分で確かめてみようと思い購入してみました。

この本の内容、あらすじ

本の題名の通り、15歳に向けて起業とはどんなことなのかを優しく語り掛けるような文章で書かれていました。
本の中では町のケーキ屋さんを例にしてケーキ屋さんの中にも色んな役割を持って働いている人がいることから始まり、ケーキ屋さんのオーナーになるとどんなことが出来るのか教えてくれる。

そして実際に起業するとしたらどんな手続きが必要なのか?株式会社と有限会社の違い、株主、M&A、投資家って何なの?といったことを15歳でも理解できるように語りかける。

また後半からは実際に中学生や高校生の頃に起業したての少年たちと家入さんのインタビュー形式で彼らがどんなことを考えて起業したのかを知ることができました。

この本の感想、この本から学んだこと

日本には会社が総数260万社あるので、単純計算では260万人の社長がいる。
日本の人口を1億2700万人とすれば50人に1人の割合で社長がいることになるので、学校の同級生が300人いるなら大人になって6人は社長になる。
ちなみに学校の先生は小中高合わせて約90万人なので、起業するという選択肢は思っているよりも身近なことになる。

とにかく本の中で登場する5人の高校生起業家たちがしっかりと自分の考えを持って起業しているところに脱帽です。
5人に共通しているのは特にガツガツしているような子達ではなく、別に起業したいと思っていた訳でもなく、自分の好きなことの延長線上に起業という選択肢があったというところです。
そしてインターネット上で自分の作品なり、意見を発信することで学校だけの人間関係を飛び越えて社会から評価された。
つまりネットに自分の意見を発信することが今の環境を変える第一歩。

一人の高校生曰く「日本では他の人が成功したときは凄いねと喜んであげるのが美学みたいになっていますけど、それは間違っている」たとえ自分と違う分野の人間だったとしても、この人はこんなに頑張っているのに自分は駄目だとか、悔しがってそれをバネにしなければダメだ。。。
この高校生の言葉に私はグサッときた。

高校生の一人曰く「インターネットは若者や東京などの都会に住む人達よりも、地方の山奥とかで良いものを作っているけど売れないとか、本当は日本中や何十億の人に売れるのにという人達がネットを使うべき」
テレビだけ見ているとネットの危険性とかが特集されたりしているが、高校生からインターネットの素晴らしいメリットの一つを教えて頂けました。

高校生の一人曰く、自分の好きなことが見つからないという人に向けてアドバイスとして、自分は何に興味があるのかということをしっかり向き合う時間を持て。
生きてきた中で感じたことを書き出す、自分の心の奥底にあるモチベーションを見つめるとか、自分と向き合うことが何より大事とのこと。

今後の自分自身への宿題

高校生のアドバイス通り、自分と向き合う時間を作る。
好きなこと、興味のあることをブログで発信すること。
引き続き読書を続けること。