25冊目「まだ会社にいるの?」山口陽平著を読んだ感想。

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まだ会社にいるの?を読み終わった瞬間の気持ち。

今の私にはこの本の内容は響かなかった。
2,3年以内に独立しようと考えている人には良い内容かもしれない。
会社を辞めたいと思っているけど、起業したい訳ではない人には不要。

なぜこの本を買ったのか

現在勤めている会社の仕事に対するモチベーションが低下しており、仕事に対して情熱を持って働いている人達の生き方や考え方を知ることで自分の仕事に対するモチベーションを上げるために購入。

この本の著者のことは全く知りませんし、私自身も独立するつもりなんて全くありませんが、会社を辞めて独立を目指す人達がどんなことを考えているのかに興味があり、そんな人達の生態を知ることができるかもと思って購入してみました。
それにもし起業できるのならしてみたいとも思っているので。。。

この本の内容、あらすじ

著者の山口陽平さんは新卒でコンサル会社に就職後に独立し、現在は企業経営の分析とコンサルを行いながら、執筆や講演活動をされているとのこと。

この本では実際に著者である山口さん自身も独立した経験を元に、現在会社員として働いている若者や独立を目指す人に向けて独立は誰でもできると説く。
独立するためには仕事に対してどんな姿勢、考え方でいるべきか?実際に独立した後に襲ってくる不安にどう立ち向かうべきかなどが書かれていました。

この本の感想、この本から学んだこと

・もし独立を考えるのならば、今の収入が仮に3分の1になった想定で生活してみる。
いくらやる気があっても、お金の心配があればクリエイティブな発想はできなくなるので、生活費などの固定費を下げておくべきとのこと。

独立するつもりはなくても、今の仕事をしながら独立後の生活をシュミレーションするのは一度やってみると何か発見があるかもしれない。
会社から給料が貰えない生活を体験することで、やっぱり今の仕事を続けようと思うかもしれないので。

堀江貴文さんの言葉「悩むことは物事を複雑にすること、考えるとは物事をシンプルにすること」と本の中で引用されていた言葉は良い言葉でした。

・人生で一番無駄なことは、人と比較することである。
本音でこう言える人になりたいと思った。自分の信じた道を進んだ人にしかこの境地には至れないと思います。

・仕事とは何か?「才能やミッションを貢献に変換すること」。自分の持つ力を他社への価値へと変換する営みのこと。

クックパッドが支持され続けているのは、人間の承認欲求を上手く利用しているから。「つくれぽ」という機能は自分が作ったレシピを投稿すると、それを見た利用者が「いいね!」と評価してくれるらしい。利用者は自分が作ったレシピが誰かに評価してもらえると嬉しくて、さらに評価されるレシピを作る動機が生まれるとのこと。

今後のビジネスではフェイスブックの「いいね」など、人の承認欲求を満たすサービスが求められていくとのこと。そういう仕組みを用意するべきとのこと。

今後の自分自身への宿題

収入3分の1の生活を実践することで、会社を辞めたい気持ちが本物かどうか確認する。
自分が心から好きと思えることを作る、探すこと。
読書をすることで普段の仕事で接することのない人の考えに触れることができるので、読書を続けること。