24冊目「世界へ挑め!」徳重徹著を読んだ感想。

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■世界へ挑め!徳重徹著を読み終わった瞬間の気持ち。■

著者の熱意がビシビシ伝わってくる。ちょっと怖いくらいに。

■なぜこの本を買ったのか■

私は今の仕事に対するモチベーションが低下しており、世の中で熱意を持って仕事に取り組んでいる人の考え方や、仕事に対する姿勢を知ることで自分のモチベーションを上げようと思っています。

この本は本屋さんの経営者の本が集められている本棚で発見しまして、「世界へ挑め!」という勢いのある題名に惹かれて購入しました。

■この本の内容、あらすじ■

著者の徳重徹さんは電動バイクを製造から販売する会社「テラモーターズ」を起業された方。国内では電動バイクのシェア1位を獲得し、アセアン地域を筆頭に電動バイクで世界一の企業を目指して活躍している方です。

この本では徳重さんが起業した時の経験談や、起業してからの苦労話、そして若者に向けて世界を目指すためにはどういう考え方が必要なのか、実際に世界と戦う徳重さんが大切にしている考え方を知ることができました。

■この本の感想、この本から学んだこと■

日本企業の技術と品質の高さは海外でも知られているし、途上国の企業は韓国や中国企業よりも日本企業と提携なり仕事をしたいと願っている。
しかし日本企業は意思決定のスピードが遅すぎるために結局は韓国企業を選ぶことが多いらしい。日本企業であれば一度現地を視察したら、その後は本社に戻って何カ月後になって検討させて欲しいと連絡がくる。
しかし韓国企業は一度目の視察で経営トップや意思決定できる人が訪れてその場で決まることもよくある。
現地の人からすれば日本企業は慎重だと思うのではなく、やる気が無いと見なしてしまうとのこと。

起業家精神とは、それは大勢に流されず、執念を持って自分の信じた道を進むということだ。人と違うことを恐れない勇気と言い換えていいかもしれない。」人と違うこと、自分自身の特徴、自分の好きなことを早く見つけるべき。

日本企業に勤める人が海外駐在すると、多くは現地の日本人コミュニティーで集まり現地の人と積極的にコミュニケーションを取る人は少ない。しかし韓国や中国企業は現地の人脈を広げるために必死で現地で溶け込む努力をするとのこと。
自分が勤める会社の海外駐在の人達も日本人同士でBBQをしたり、帰国後も集まって遊んだりしているそうなので、そりゃ日本企業が海外で韓国や中国企業に勝てないというニュースにも納得できる部分がありました。

日本は豊かになったので、仕事に対する必死さとか欲が無いからこうなったのかなと推測します。そのため今後の日本がいつまで豊かな国でいられるか不安になる。若者が頑張る必要を感じました。

「失敗は自分にどんな能力やスキルが足りないかということを、正確に教えてくれる。」という言葉には共感できました。
私は人生も仕事も失敗ばかりですが、確かに失敗することで次はどうすべきかを嫌でも考えるので、今後は仕事での失敗をした時にはこの言葉を思い出して自分を励ましたい。

■今後の自分自身への宿題■

好きなこと、興味のあることをブログで発信すること。
引き続き読書を続けること。