20冊目「越境せよ!」石田和靖著を読んだ感想。

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越境せよ!を読み終わった瞬間の気持ち。

アゼルバイジャンが第2のドバイと呼ばれるほど発展に向けて世界からお金が集まっているなんて知らなかった。

なぜこの本を買ったのか

このブログを作った理由と同じになりますが、新卒で入社して6年目になる今の会社の仕事に対する熱意が失われてきており、やる気を回復させるために情熱を持って仕事に取り組んでいる人の考え方や生き方に触れて、自分のやる気を上げるようと思っています。

本屋さんにある本棚の中でも経営者が書いた本が集められた棚の中からこの本を見つけました。
「越境せよ!」日本で絶望するより国境のない世界で稼げ!というインパクトのある題名に惹かれ、この本を読んだら自分のやる気も上がりそうな気がしたので購入しました。

この本の内容、あらすじ

著者の石田和靖さんは株式会社ザ・スリービーという会社を起業された方。
会計事務所に勤めた後に海外の主に発展途上国の投資案件情報を提供するインターネットメディアを立ち上げ、海外の投資情報を現地で収集し、日本の投資家向けに現地の情報を提供しているそうです。

そのため仕事で海外を飛び回ることが多いこともあり、日本の若者に向けて石田さんの経験を踏まえた今の海外の状況を国ごとに紹介していく内容となっていました。
紹介される国は途上国ばかりとなっており、アゼルバイジャンイスタンブール南スーダンアブダビサウジアラビアアイスランドイラク北朝鮮など日本のメディアでは取り上げられることの少ない国の状況を知ることができました。

この本の感想、この本から学んだこと

アゼルバイジャンという国が発展すること。
中東のドバイと言えば石油資源が豊富だからこそ発展していると思いきや、実は石油資源が無くて税金を低くすることで海外の企業を誘致することで発展したこと。
北欧のアイルランド地熱発電で世界の最先端であること。
インド沖にあるスリランカが空港や港を大規模に整備することで南アジアの交通の拠点になろうとしていること等々。。。
日本で何不自由なく生活している間に発展途上国は必死で自国を発展させようと努力していることを知りました。

日本はアジアで一番の先進国と思っているのは日本人だけなのではないかと思います。日本のテレビと新聞だけで情報を得ている場合は、世界の動きを全く知らないビジネスマンになることを確信した。

この本の題名の通りに行動を起こすことは自分にはできないと思いますが、でも行動を起こす第一歩として自分が世の中の動きを知らなかった事実を知ることができたことは、行動を起こすことができない自分にとっては小さな第一歩になれた。

日本では戦争のニュースばかり聞こえてくるイラク南スーダンも、戦場から少し離れた都市は平穏な生活が営まれているそうだ。
そしてそうした日本では危険地域と思われている国内線飛行機には韓国人や中国人のビジネスマンで溢れているという。
その事実を聞くと、日本企業が韓国や中国企業に途上国でシェアを伸ばせないのも頷けます。そんなバイタリティ溢れる人を自分の周りで知らない。いずれ日本企業が完全に中国企業に負ける時は必ず来ると思いました。

今後の自分自身への宿題

行動を起こせない弱い自分のため、まずは読書を続けること。
世界の情報が書かれた本をさらに読むこと。